松井牧場では、白黒ガラのホルスタイン種を飼育しています。
※日本では乳用種の90%以上がホルスタイン種になると思います。
乳牛の血統登録
純血種になると、日本ホルスタイン登録協会から血統書登録証明書が発行されます。
当牧場ではほとんどの牛が血統登録をもっていて名前(本名)があります。
牧場内では本名をもとにニックネームで呼んでいます。
(例)ロイターちゃんの血統登録書になります。
父がターナー、母がロイスだったので合わせた名前を付けてみました。
乳牛の搾乳
乳牛達は、分娩前40日~60日の乾乳期間をのぞいて、毎日2回の搾乳が必要になります。
牛乳の生産量は、当牧場では1日1頭当たり平均33キロ前後になります。
(平均乳量は各牧場によって違います)
搾乳によって集められた牛乳は、バルククーラーという貯蔵タンクにストックされ素早く冷却され、2日毎に出荷されます。
出荷された牛乳は『すまいる乳業』を通して乳業会社に運ばれます。
その出荷毎に牛乳の成分検査が行われます。
【すまいる乳業との取引契約の中で主に調べる項目】
- 細菌数(3万以下)
- 体細胞数(30万以下)
- 乳脂肪(3.6%以上)
- 無脂乳固形分(8.5以上)
その他、乳糖など
当牧場では、成分の結果を常にアップしていきます。
参考
乳脂肪について、夏は低く冬は高くなります。
理由は赤ちゃん子牛が飲むために、夏は低脂肪で体を温めづらく水分として牛乳をたくさんとれるようになっています。
冬は高い脂肪で赤ちゃん子牛の体があたたまるようになります。
以上からも牛乳という飲み物が万能であることが良くわかります。
牛は乳牛も和牛も生後15~16か月で種付(人工授精)をして、9か月ちょっとの妊娠期間を経てお産します。