松井牧場 松井直弘の考え

2016 年 4 月 25 日

「松井牧場 松井直弘の考え」

この度の熊本大分大地震におかれまして、
犠牲になってしまった方々に心より御悔み申し上げます。
また、被災されている皆様方は、まだまだ不自由な苦労な生活を強いられて、
途方に暮れ、佇んでしまう事も多いと思いますが、負けないで下さい。
微力ではございますが、一日でも早く平穏な時が来ることを祈り続けさせていただきます。

この場を借りまして、私が考える日本の未来像を述べさせていただきます。

今、この時、真のリーダーのいない日本という国を見たときに、
このままで行くと、日本の未来は悲しい事になるのではないかと思われてなりません。

度重なる大地震、自然災害、気象災害、そして原発事故、小さな国土に50基以上の原発。

そこで、私は思います。

これから、農業という人間の根幹に関わる食べ物をつくる仕事をしようとしている若い皆様に訊いてほしいのです。

海外で、農場を牧場を持つことを本気で考えて下さい。
スポーツ選手が、海外で自分のレベルにチャレンジするように、
世界共通の農業という仕事で、海外にチャレンジしてみて下さい。

その事が、日本の未来を守ることに繋がると思います。

東北大震災の福島原発事故の時には、私の住んでいる関東でも多くの野菜や家畜が犠牲になりました。
私たちは、その犠牲に学ばなくてはなりません。
この先、日本で作る物が食べられなくなってしまった時、
せめて子供たちには、汚染されていない物を食べさせなければなりません。

その時に、海外で活躍している日本人の農場、牧場、食品工場があれば、
その日本を助けてあげる事が出来るのではないでしょうか。

すでに、オランダという国はやっていました。
いつ か海に沈んでしまうかもしれないと言われ続けている国です。
ブラジルで見ました。酪農場と牛乳乳製品会社が共に移住して来ている町、カストロ市カストランド。

私のこの心配が、取り越し苦労に終わり、日本が壊滅するような事がなければ、それはそれで一番良い事ですが。
想定外を、想定していなければいけないと思います。

たとえそのような事にならなくても、
今、農業をめざそうとする若い人たちは、海外でチャレンジする事を考えて下さい。

それは、お金を稼ぐためではありません。
お金で、人間の価値は決まりません。
それは、その愛のある勇気こそが日本人に希望を与え、
貴方やその仲間 たちに、たくさんの賛辞が贈られることでしょう。
私は生きているうちに、そんな美しい日本人を見たいと願っています。

最後に、チャップリンの映画「ライムライト」より、
“人生に必要なもの、それは勇気と想像力、そして少しのお金”

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