「淑女に花束を」

2013 年 8 月 27 日

馬の世界の言葉で「無事これ名馬」というものがありますが、それは牛にも通じることで「無事これ名牛」という事になると思います。

松井牧場の、そんな偉大で尊敬に値する名牛を紹介いたします。まさに、そのたたずまいは「気高き淑女」のようです。

そのたたずまいは「気高き淑女」のようです

乳牛は、朝夕、一日2回搾乳しないと乳房の病気になってしまう事があります。

その彼女は、時計がきちんと時を刻むように、必ず休まず朝夕、その場に顔を出します。
今年のような、人間も、まして牛たちにとっては非常にキツイ猛署の夏であっても、そんなそぶりを見せずに気丈に気高に、私達を叱咤激励するように、そこに存在します。

彼女の名前は「7600」と呼ばれています。
当牧場では、番号で呼ばれる牛はめずらしく、10年ほど前から名前を付けているので、それ以前に生まれたので番号のままだったのかもしれません。

「7600」のプロフィールを紹介します。
登録書からもわかるように、生年月日は平成13年2月12日です。今年で12歳になりました。
乳牛の寿命としては、非常に長生きになるとおもいます。
産まれて2年で成牛になる事を考えると、実際の年齢×8年くらいですかね?(これは、私の勝手な解釈です)
彼女は、今までに8産していますが、後継牛としての娘牛は1頭だけです。(産仔はホルスタイン種で3頭、あとは黒毛和種の交雑種です)

「7600」のプロフィールを紹介します

今、こうしてHPで彼女の事を書いていると、それまでにもいた、松井牧場を築きあげてくれた記憶に残る優秀な牛たちの姿が思い起こされます。

私に、牛とは何か、牧場に必要な牛とはどういう牛かという事を教えてくれた「39」という名の名牛。彼女は性格まで鮮明に思い出されます。
先月19日に、この世を去らなければならなかった「ユリナ」、11歳の生涯で9産してくれた名牛。
他にも、たくさんの牛たちが思い出されます。

そんな彼女たちのためにも、まだまだ頑張らなければと。そんな彼女たちに、恥ずかしくない牧場にしていかなければと、彼女たちの想いとして、自分自身の心に深く深く刻み込みます。

そろそろ秋の気配を感じたいと思う今日このごろです。
地獄のような猛署に耐えた牛たちに、頭が下がると同時に、彼女たちのこれからの評価向上のために、自分が少しでも力になれるように頑張っていきます。

彼女たちの励ましの声が・・・、エールが・・・、
私の胸の奥に響き続けています。

彼女の名前は「7600」と呼ばれています
なんとも凛々しいですね。
抱きしめたくなるような、傍で添い寝したくなるような。
宝物です。

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